【SE時代の悩み】SEの職種がたくさんあって分かりにくいので整理してみた

SE時代のコト

「SEって一口に言うけど具体的にどんな役割があるんだろう」「SEって何をする人か知りたい」

SEとして働く中で、「SEって一体どんな役割があるのか?」という疑問を持ったことはありませんか?多くの人が「SE」という言葉を一括りにしてしまいがちですが、実際にはその中には様々な職種があります。システム導入のプロジェクトにおけるSEの役割は非常に重要で、どの役割に自分が向いているのか、どのようなスキルが求められるのかを理解することは重要だと思います。

この記事では、SEの役割について詳しく解説し、求められるスキルについても触れます。SEでの今後のキャリア選択の参考になれば幸いです。


【結論】SEと一口に言っても様々な役割がある

「SE」と一言で言っても、その中には実に多くの職種が存在します。例えば、プロジェクトをリードする「プロジェクトマネージャー」や、ソフトウェアを設計する「ソフトウェアエンジニア」、オフショア開発で重要な役割を担う「ブリッジSE」、実際にプログラムを書く「プログラマー」、インフラの設計や管理を担当する「インフラエンジニア」など、職種ごとに求められるスキルや役割が異なります。これらの職種ごとに専門的な知識や経験が必要であり、システム導入のプロジェクトにおいては、それぞれの職種が密接に連携して仕事を進めていきます。そのため、自分がSEとして働く中でどの職種に興味があるのか、どんなスキルが必要なのかを理解することは、将来のキャリアを決める上で非常に重要です。


システム導入は複雑

システム導入プロジェクトは、単なるプログラミングや設計だけでなく、多くのステークホルダーとの調整や、複雑な問題解決が伴います。そのプロジェクトに応じた、プロフェッショナルのスキルを持つ役割が求められます。それにより、必要な能力が大きく異なります。プロジェクトがどれだけ複雑かによって、その中でどのような役割を担うかが決まるため、職種ごとの理解が欠かせません。


具体的な職種5選

それでは、SEにおける主な職種について具体的に紹介し、それぞれの職種がどのような役割を担っているのか、必要なスキルについて詳しく解説します。以下体制図の赤字部分を紹介します。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトの責任者として全体の進行を管理します。主な仕事は、顧客との進捗報告や問題解決、スケジュールの調整、リソースの追加などです。プロジェクトの成功には欠かせない役割であり、その責任は非常に大きいです。特に、顧客との折衝やチームのマネジメントを担うため、高いコミュニケーション能力と判断力が求められます。

  • 必要なスキル:プロジェクト管理の知識、リーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決能力
  • 大変な点:顧客からの期待が高く、常にプレッシャーがかかる。スケジュールやリソースの調整は難易度が高く、責任が重い。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、顧客と仕様を詰めた後、その要件を基にソフトウェアを設計します。具体的には、システムの設計や実装に関わり、要件定義や設計書の作成を行います。ソフトウェアに関する深い知識と、システム全体の理解が求められる重要な役割です。

  • 必要なスキル:プログラミングスキル、システム設計の知識、顧客業務に関する知識
  • 大変な点:顧客の業務理解が必要で、それを仕様に落とし込むのが難しい

ブリッジSE

ブリッジSEは、オフショア開発において重要な役割を果たします。日本で決めた設計を現地のプログラマーに伝える役割です。クライアントの要件や仕様を正確に現地の言語に翻訳し、現地チームに伝える必要があります。このため、現地の言語の理解と、IT知識を併せ持つことが求められます。

  • 必要なスキル:言語スキル、ITに関する知識、コミュニケーション能力
  • 大変な点:言葉の壁がある中で、正確に情報を伝えることが求められる

プログラマー

プログラマーは、ソフトウェアエンジニアが設計した通りに、実際にコードを作成する役割です。要件を元にした実装がメインであり、プログラミングスキルが求められます。プログラムを書くことが主な仕事であり、設計やテストの業務にも関わることがあります。

  • 必要なスキル:プログラミングスキル、アルゴリズムの理解
  • 大変な点:納期に追われることが多く、長時間のコーディングが求められることがある。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムを支えるインフラの構築と運用を担当します。顧客が求める仕様に基づいて、サーバーやネットワークの構築を行い、システムが安定して稼働するための環境を整えます。

  • 必要なスキル:ネットワークやサーバーの知識、セキュリティ関連の知識
  • 大変な点:システム全体の安定性を守るため、予期しない障害対応やトラブルシューティングが頻繁に発生する。

まとめ

SEの職種には多くの役割があり、それぞれに求められるスキルや知識が異なります。SEとしてどの職種を目指すかを明確にすることは非常に重要だと考えます。今後のキャリア選択の参考になれば幸いです。

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