「応用情報技術者試験って、そもそもどんな試験なのか?」、「仕事で勉強時間が取れないんだけど独学でも合格できるのか?」
SEとして働く傍ら、そんな疑問を抱えている方は少なくないはずです。私もその一人でした。仕事に追われる毎日。試験勉強の時間なんて取れない…。それでも、どうにか工夫して、独学で応用情報に合格することができました。
本記事では、そんな私が実際に行った「戦略」と「勉強法」をすべて公開します。これさえ知ってしまえば、あと必要なのは、勉強を継続する力と少しの運だけ。参考になれば幸いです。
結論:独学で応用情報技術者試験の合格は可能!
まずお伝えしたいのは、応用情報技術者試験は、独学でも十分に合格可能だということです。実際に私自身、SEとして働きながら独学で合格しました。市販の参考書や問題集が非常に充実しているため、正しい勉強法と継続力があれば、誰でも合格を狙えます。問題はいかにモチベーションを維持するか!
そもそも、なぜ受験したのか?
そもそも私が応用情報技術者試験を受験したきっかけは、以下の2つでした。
- 会社の補助金制度:合格すれば3万円の補助がもらえる制度があったため。お小遣い程度で受けてみようと思いました。
- 社内の雰囲気:「応用情報ぐらいは持っておかないと…」という無言の圧力を感じたため。実際はこの無言の圧力に負けて受験しました。
資格の取得はスキルアップにも直結するので、このタイミングで一念発起しました。また、応用情報の次の高度情報の方も何か取得しないといけないような雰囲気があり早めにとっておきたいというのもありました。落ちたら一気に高度情報を受けようかな、という選択肢もあり、モチベーションの維持が難しかったです。
モチベーションの維持の仕方
応用情報は午前試験と午後試験に分かれており、試験範囲が広いです。そのため、ふとした瞬間に受験するのやめたいなと思うタイミングがあるかと思います。私の場合は、補助金3万円が出るので何回かは落ちれるし、別に今回は落ちてもいいかというような方向に簡単に流れてしまう状況でした。
しかし、勉強方法を極力シンプルにし、勉強範囲を狭めることで、ここまでは頑張って勉強しようと何とか自分に言い聞かせました。今回ご紹介する勉強方法は最低限の範囲です。なので、冒頭で少しの運が必要と言いました。休日に勉強がどうしてもできない派なので、休日は勉強をしていません。その分、平日頑張ろうと思いました。正直、参考になるか怪しいのですが、ある合格体験記として読み物的に読んでもらえればと思います。
具体的な勉強方法
午前対策:通勤中にスマホで過去問を解く
- 使用教材:応用情報技術者ドットコム
- 勉強方法:通勤時間の30分を使ってスマホで過去問を解く。わからない部分は午後対策として購入したテキストで理解を深める。午前はこれで十分だと思いました。
- 勉強戦略:
- 同じような問題が頻出するため、過去10年分を完璧に解けるようにする。
- 理解しなくても、暗記でもなんでもいいので、ひたすら覚える。
午後対策:得意分野の選択と集中
- 使用教材:情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集
- 勉強方法:平日毎朝6:30〜7:30の1時間、自宅で集中して取り組む。まずはざっとテキストを読んで、とにかく過去問を解きまくる。10年分は最低でも解けるようにする。
- 勉強戦略:
- 出題形式が選択式のため、得意な領域を絞って対策。
- 私は業務との親和性が高いマネジメント系に集中し、技術系は一切触れなかった。
- 得意領域を絞ることで、限られた時間を効率的に使える。
- 試験当日も問題選択に時間とメンタルを奪われなくて済む
試験当日の気構え
応用情報のポイントは、試験が午前と午後に分かれていて、午後の方が難しいということ。それを意識して当日は臨みました。
午前試験:省エネで乗り切る
- 戦略:午後試験に向けて脳のエネルギーを温存。
- ポイント:
- 時間は余るので、ゆっくり1問1問丁寧に解く。(焦らない)
- 途中退出はする必要がない。そのまま席に座って無駄な思考をしない。(退出しようかなと考えない)
午後試験:自分を信じて全力を出し切る
- 戦略:事前に決めた問題を上から順に解く。全問解き切る。
- ポイント:
- 問題が難しくても、途中で「やばい今回は外れかもしれない…」と焦らない。想定通りと平常心で進める。
- 午後はスピード重視。ちょっとつまづく問題があれば、飛ばして戻ってくるようにする。
まとめ:“地道な努力”が合格への近道
応用情報技術者試験は一見ハードルが高く感じるかもしれませんが、独学でも確実に合格を狙えます。勉強時間の確保やモチベーションの維持できれば、午後は複数領域を勉強して、試験当日に問題を選択する方が良いと思います。ただ、私のような勉強方法でも合格はできたので、もし共感できる人は参考にしてもらえればと思います。
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