【ITコンサルが振り返る】SEあるあるを主観で5つ選んでみた

SE時代のコト

「確かにこれはSEあるある」「ITコンサルとして働くうえでもSEあるあるを知っておくとSEの実態が良く知れてよいかもしれない」

と思っていただきたく、SEのあるあるを主観で選んでみたいと思います。どの仕事もそうだと思うのですが、毎日のように直面する特有の「あるある」があると思います。特に、ITコンサルに転職した私から見ると、SEの仕事の特徴が非常に興味深いと感じることが多かったです。

本記事では、私がSE時代に経験した中で「これ、よくある!」と感じたことの中でも特にSEの特徴を表しているなと思うものを5つ選んでみました。このSEあるあるがストレス解消や何かの参考になれば幸いです。


【結論】SEあるあるってたくさんある

どの仕事もあるあるってたくさんあると思うのですが、SEとして働く中でもSE特有の「あるある」がたくさんありました。ITコンサルともまた違った働き方になるので、SEがどういう仕事の仕方をしていたのか、SEとはどういう仕事なのかを面白おかしく見ていただければと思います。


SEの仕事は特徴的だと思う

SEは、システム導入を行う中で様々なタスクをこなすことが求められます。その役割には、もちろんITの技術的な設計開発といった面もありますが、それよりも、プロジェクトの進捗管理やクライアントとの調整などの非技術的な面も多いです。特に大規模なシステム開発プロジェクトに関わると、進捗管理やリソース調整といった仕事が増え、また社内向けの報告や契約ごとの作業が増え、もはやプロジェクトにほとんど携わっていないのではないかとも感じる時があります。もちろんSEの仕事は多岐に渡りますが、その中でも特に目立つ「あるある」なシチュエーションをいくつか挙げてみます。


特徴的だと思うSEあるある

若手から見積もりがうまくなりがち

SEとして働く中で、最初は手を動かすような技術的なタスクを進めることが多いですが、少し年次が上がるに連れて、下請けベンダーの作業見積もりを任されることが増えます。見積もりをするときは、必要なリソースや作業量を予測し、期間を算出する必要があります。そのため、年次が進むごとに、見積もり作業が得意になり、精度も上がっていきます。しかし、この見積もり業務は、重要ですが、本質的なSE業務とは言えません。そういった小手先のような見積もりや予算の管理をしている時間が長くなり、技術的な作業に専念する時間が少なくなっていくのです。

社内フェーズゲート対応だけしがち

大規模プロジェクトを担当していると、プロジェクトの進捗をチェックするフェーズゲートのような社内のプロセスに関わることがあります。このプロセスは、内部報告向けとして進捗やリスクを管理するために重要なのはわかるのですが、プロジェクトを進めるうえでの負担にしかなりません。本来、SEとしてはシステム開発や導入、テストに専念すべきなのですが、社内の進捗管理やドキュメント作成に多くの時間を割くことになり、実際のシステムに関する作業から遠ざかることが多くなるのです。この状況を長く続けることが、SEにとっては大きなストレスとなり、やりがいを感じにくくなる原因の一つです。

下請けベンダーと仲良くなりがち

大規模なシステム導入プロジェクトでは、SEはしばしば下請けベンダーとともにチームを組むことになります。この時、チームリーダーとしてベンダーとの関係を築いていくことが重要です。ベンダーとの連携は、プロジェクトの進行を円滑にするためには欠かせない要素です。下請けベンダーとはしばしばコミュニケーションを取り、共通の目標に向かって進むため、仲良くなることが多いです。共に仕事をしながら喜怒哀楽を共有し、連携が強化されていきます。そのため、頻繁に連絡を取り合うことになるため、どうしても関係が深くなりがちです。

定時で帰ることに遠慮しがち

SEは、コミュニケーションがとても重要な仕事になるので、昼間は打ち合わせやチームミーティングで忙しいことが多いため、定時後に自分の作業をすることが習慣となります。仕事の中で自分の担当作業に集中できる時間が取れない場合、定時後に集中して作業することに慣れ、むしろその時間を有効に使おうとするようになります。そのため、飲み会以外で定時で帰れることが珍しく、帰れそうになったら何か作業を忘れていないかそわそわしてしまいます。

30歳前後で転職を悩みがち

SEとしてキャリアを積む中で、特に30歳前後になると、自分の将来について悩むことが多くなります。ある程度のスキルや経験を積み重ねてきた後、「このままこの仕事を続けるキャリアで本当に良いのか?」という疑問が湧いてきます。特に、マネジメント業務や進捗管理など、より事務的な仕事が増えてくると、「このままで良いのだろうか?」という疑問が大きくなります。このタイミングで転職を考える人が多いのは、キャリアパスが見えてきたからこそ、次のステップに進みたくなるからです。


まとめ

SEのあるあるを紹介しました。かなり独断と偏見が多いのかなとも思いますが、そういったことも一意見として参考になれば幸いです。

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