「ITコンサルに転職した人はSEの時どういう1日を送っていたんだろう」「今の自分の1日と比べて何か特別なことをしているのだろうか」
SEからITコンサルに転職を考えている方や純粋にITコンサルに転職を考えている方は、ITコンサルに転職した人が前職のSE時代にどういう仕事をしていたのかは気になるのかなと思います。
この記事では、私がSE時代にあるチームのチームリーダとしてPJに参画していた際の1日のタイムスケジュールをお伝えしたいと思います。SE時代の働き方をお伝えすることにより、こんな人もコンサルに転職できるんだという参考になれば幸いです。
※ちなみに、私がSEこそITコンサルに転職すべきと考える理由は以下に記載しています。
SEの時はチームリーダとしての活動が多かった
細かい1日のスケジュールの紹介に入る前に、私がSEの時に担っていた主な役割について紹介します。私がSEの時、主な役割はチームリーダーでした。PMとチーム(下請けベンダー)との橋渡し役として、チーム側のリーダとしてプロジェクトに参画していました。
具体的には、下請けベンダーの進捗管理、作成物のレビュー、顧客への進捗報告など、プロジェクトを進めるために必要な管理業務を行いました。また、各チームの平仄を合わせる横並びでの管理業務もありました。
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具体的な私の1日のスケジュール
次に、私がSE時代に実際に過ごしていた1日のスケジュールを具体的に紹介します。打ち合わせや資料作成、進捗管理といったチームリーダーの一般的な役割をこなしている1日かと思います。
時間帯 | 内容 |
---|---|
9:00~9:30 | 【作業】前日のメール/チャットへの返信、朝会準備 1日のスタートは、前日のメールやチャットの確認です。まずは緊急の対応が必要ないことを確認し、前日に立てた予定のまま過ごせることを確認します。その後、毎日のチームの朝会で使うWBSの確認と準備をします。 |
9:30~10:30 | 【会議】チーム朝会 朝会は、下請けチームメンバーの進捗確認及び当日の予定を共有する場です。WBSを使って、各メンバーが担当しているタスクの進捗状況を確認し、問題があれば対策を検討します。その内容を踏まえた当日の予定を改めて認識を合わせました。この時間は、チームとしての連携を強化し、問題の予兆を捉えるための1日で最も大切な時間でした。 |
10:30~11:00 | 【作業】朝会の内容をもとに進捗報告資料作成 朝会の内容をもとに、進捗報告資料を作成します。最新の状況が報告できるように、朝会の後に更新することを心がけます。また、朝会の中で直接資料を更新し、認識合わせをチーム内で行うことで資料作成を効率的に行いました。 |
11:00~12:00 | 【会議】内部事前レビュー(業務フロー) 次は、顧客との打合せに向けた内部での事前資料レビューです。ここでは、業務フローの確認を行いました。担当者に説明してもらい、どのポイントを顧客に確認するのか、論点はどこになるかの認識合わせを行います。顧客との打合せは非常に重要であり、事前にしっかりと準備しておく必要があります。 |
12:00~13:00 | 【昼休み】 顧客先常駐の場合が多く、オフィスの近くでランチをしていました |
13:00~13:30 | 【作業】PMや他チームリーダからの質問/雑談対応 午後一の時間は、よくランチの流れで雑談チックな質問が来ていたので、その対応の時間になっていました。PMや他のチームリーダーから質問や依頼が来ることがあり、その対応をしていました。 |
13:30~14:00 | 【作業】顧客定例準備、午前に溜まったメール/チャットへの返信 次の時間の顧客との定例の準備をします。チームリーダーとして、アジェンダの投影や次回の打合せ目途確認等の準備を行います。そのあとは、顧客との打合せまで、午前中に溜まったメールやチャットの返信を行います。空き時間があれば、可能な限りすぐにチャットに返信することを心がけていました。 |
14:00~16:00 | 【会議】顧客定例(業務フローレビュー) この時は、要件定義の工程で、業務フローを作成し、我々が作った業務フローを顧客にレビューしてもらう必要があります。特に業務部門は中々時間が取れないので、まとまった時間で一気に進めることは重要です。前もって検討した段取りで進むかを意識してリーダーとしてファシリテートします。 |
16:00~17:00 | 【会議】内部報告資料内容すり合わせ SIer内部向けにプロジェクトが円滑に進んでいるかの報告資料の作成が必要になるため、PMや他のチームリーダと資料の内容のすり合わせを行いました。ここでは、チームの進捗や課題を分かりやすく報告できるように意識していました。 |
17:00以降 | 【作業】内部報告資料の作成、進捗報告資料作成等 1日の終わりにようやく個人作業ができるイメージです。日中は打合せが多く、その間もメールやチャットへの返信で個人作業があまりできませんでした。内部報告資料や進捗報告資料の作成は定時後に実施することが多かったです。 |
まとめ
SE時代の1日を振り返ると、チームリーダーとしての役割が多く、進捗管理や課題管理、報告業務が中心でした。1日の密度としてはITコンサルの方が濃いと思いますが、SEではチームとしてのコミュニケーションが求められていたと思います。
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