【ITコンサルに転職して分かった】スキルを身につけるために必要な経験1選

コンサルの実態

「コンサルに必要なスキルってどうやって身につけるんだろう」、「コンサルに必要なスキルをなるべく早く身につけたいなあ」

ITコンサルへの転職に興味がある方にとって、コンサルに必要なスキルをどのように身につけるかは気になるポイントかと思います。私自身の経験を元にコンサルに必要なスキルの身につけ方とその理由をお話ししたいと思います。

結論として、ITコンサルに必要なスキルを身につけたければ、すぐにコンサルに転職すべきです。その理由は、結局スキルを身につけるためには環境が全てだからです。この記事を読み終わるころには、なぜ環境が全てなのかが明確になるはずです。

結論:コンサルに必要なスキルを身につけるにはコンサルに転職すべき

ITコンサルとして必要なスキルは、実際にプロジェクトに参加して初めて身につくものが多いです。何を身につけるにしても実際にやってみるのが一番なのですが、コンサルのスキルも例外ではありません。論点思考や進捗管理、課題管理、資料作成のスキルなどは、理論を学んだだけでは身につかないスキルです。私自身、SEからITコンサルに転職し、様々な壁に当たりながらもなんとかスキルを磨くことができていると感じています。

スキルを身につけるには環境が全てだから

結局、自転車に乗れるようになるためには、自転車に乗ってみないといけないのですが、コンサルもコンサルで活躍するためには、コンサルにならないといけないと思っています。それは、実際の環境こそが最も適切に早くスキルが身につくと考えているからです。

これから紹介するのはほんの一例ですが、なんとなくでも、イメージが湧けば幸いです。

具体例

1. 論点思考:何度本を読むより、一度の上司のレビュー

論点思考は、問題を解決するためにどこに焦点を当て、どのように整理して考えるかというスキルです。論点思考という本は世の中にたくさんあると思いますし、名著もたくさんあります。しかし、実際に身につけるには、一度自分で資料を作成して上司にレビューしてもらうのが一番です。

実践例:

私は最初、論点思考について本を読んで理解したつもりでしたが、実際に資料を上司にレビューしてもらった際に、「何が論点かわからない」「資料が整理されていない」と指摘を受けました。この経験を通じて、論点を明確に整理し、資料を構造化することの重要性に気づきましたし、何が良くないのかを指摘を受けて資料を修正することで、論点思考が自分事として身につきました。

2. 進捗管理、課題管理:何度研修受けるより、PJで実際に作業者を管理

私は研修で進捗管理や課題管理の方法、各種ツールの使い方を学びましたが、実際にプロジェクトに参加して、作業者とコミュニケーションを取ることで初めてその重要性や難しさを実感しました。

実践例:

実際のプロジェクトでは、進捗管理や課題管理のツールをITコンサルが管理・運営していきますが、自分が計画した進捗管理表が実際には作業者からは使いづらいというコメントを頂くことがありました。それは、プロジェクトの特性ごとに管理すべき項目が異なるからです。これに気づき、より現実的な進捗管理方法を考え直しました。こうしたフィードバックを受けることで、進捗管理や課題管理のスキルが一気に向上したと考えています。

3. 資料作成:何度研修を受けるより、一度の顧客への説明

ITコンサルとしては、資料作成の能力が非常に重要です。よく、コンサルに入社すると資料作成の基本的なポイントを研修で学びますが、実際に顧客に説明する資料を作成する段階で、資料の不足点が明確に見えてきました。

実践例:

顧客に提案した際、「何が言いたいのかよくわからない」とフィードバックをもらいました。この経験を通じて、リード文が明確ではないと顧客には伝わりづらいことや、リード文とボディ部分での整合性が取れていないと説明途中で聞き手が迷子になってしまうことが分かりました。顧客に説明して上司や顧客からの様々な指摘を受けることで、改めて主観的な資料になっていることを把握し、自分の資料作成スキルを改善できました。

まとめ

ITコンサルに必要なスキルを身につけるためには今すぐにでも転職し、実際のプロジェクトに参加することが重要です。経験を積むことこそが、最も早くスキルを身につける方法であり、キャリアを進めるための最短ルートです。自分が身につけたいスキルに焦点を当て、実務経験を積み重ねていきましょう。「自分はまだ早いかも」と思っている方にこそ、まずはコンサルになることを考え始めてみてほしいです。私のように「もっと早く動けばよかった」と後悔しないように、一歩踏み出してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました