「ITコンサルに転職している人って前職でどういう仕事していたんだろう」、「具体的にどういう仕事内容がITコンサルに活かせたのかな」
ITコンサルへ転職することを検討している方にとって、現職での経験が活かせるのかというのは大きなポイントです。この記事では、私のSEでの仕事内容がITコンサルにどのように活かされるかについて、具体的なプロジェクト例を交えてご紹介します。
※ちなみに、私がSEこそITコンサルに転職すべきと考える理由は以下に記載しています。
結論：ITコンサルで活かせるSEでの経験は多い
私がITコンサルタントに転職した際に実感したのは、SE時代に培ったチームリーダーやPMOとしての経験がそのままITコンサルタントの仕事に活かせたということです。特に、ITコンサルの多くのプロジェクトでは、システム導入に関わることが多く、進行管理や顧客とのコミュニケーション、課題管理のスキルが求められます。これらはSE時代にも必要とされていたスキルであり、コンサルタントとして転職後も非常に役立ちました。ここでは、私が経験した具体的なプロジェクトを元に、どのようにSEでの経験がITコンサルタントの仕事に活かされたかを見ていきます。
理由：ITコンサルも同じような役割でプロジェクトに携わるから
システム導入プロジェクトにおけるITコンサルの仕事内容は、SEとしての仕事との共通点が非常に多いです。実際、ITコンサルとしても、顧客とシステム導入に関わるやり取りをしながら進捗管理や課題管理を行うことが求められます。そのため、SEとして経験してきたプロジェクト管理やチーム調整、顧客との関わり方は、ITコンサルに転職後も大いに役立ちます。具体的には、以下のようなプロジェクトにおける役割で、SEの経験が直接的に活かされました。
SEでの経験が活かせたプロジェクト3選
1. 倉庫管理システム導入プロジェクトのチームリーダ
最初にご紹介するのは、倉庫管理システム導入プロジェクトでの経験です。私が担当したのは、倉庫管理システムのチームリーダーとして、顧客との調整やチームの進捗管理、課題管理を行う役割でした。このプロジェクトでは、特に顧客との打合せ調整や進捗管理が重要な要素でした。
顧客側現場メンバーとの打合せ調整
プロジェクトの進行中、顧客の現場メンバーが忙しく、打合せの時間を十分に確保できないという課題がありました。この問題を解決するために、顧客と進め方を相談し、事前に資料を送付して論点を洗い出しておくという方法を取りました。このように現場のメンバが忙しいという問題はつきもので、顧客と臨機応変に対応を調整するというのは、ITコンサルでも非常に重要なスキルです。
チームの進捗管理、課題管理
進捗管理や課題管理を担当した経験は、ITコンサルタントに転職後も大いに役立ちました。特に、ベンダー側として作業担当者と直接コミュニケーションをとり、遅延や課題を早期に発見し、対応策を考えることは、ITコンサルタントとしてのプロジェクト進行管理において非常に大切なスキルです。
2. ソリューション拡販チームメンバ
システム導入プロジェクトと少し毛色が違うのですが、ソリューションの拡販でもITコンサルに活かせる仕事ができました。特に、AWS環境の構築は、ITに関する技術的知識を身につけることができ、SE時代に手を動かして構築した経験が大きな武器になりました。
AWS環境構築
1人で0からAWS環境上にソリューションのデモ環境を構築した経験は、ITコンサルにとっても非常に重要です。コンサルとしても、システム導入プロジェクトに携わる場合は、ITの技術的な知識が必須になります。この経験を通じて、技術的な部分でもしっかりと支援できる自信がつきました。
3. 基幹システム導入プロジェクトのPMO
最後にご紹介するのは、基幹システム導入プロジェクトでのPMO業務です。このプロジェクトでは、SAPモジュールの課題管理、進捗管理を担当し、顧客との打合せ調整も行いました。
顧客との打合せ調整
PMOとして、プロジェクト全体を考慮して打合せの優先順位を見極め、顧客と調整するという経験をしましたが、まさにITコンサルとして非常に重要なスキルです。クライアントのニーズをしっかりと把握し、適切なタイミングで必要な情報を提供することで、プロジェクトがスムーズに進行するようにサポートしました。
まとめ
SEからITコンサルへの転職において、SEでの経験が活かせることがわかりました。自分がどのような経験をしてきたか、そしてその経験をどう活かせるかを考え、転職を決断することをお勧めします。転職の際にはそういった棚卸をして、転職先が自分に合っているのかを考える必要があると考えます。
※ちなみに、転職する際に転職エージェントを使うべき理由は以下に記載しています。
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