「そろそろホワイトに働きたい」「また事業会社で働きたい」
コンサルでの働き方に不満を持っている人は多いのではないかと思います。そういった方々向けには社内SEも転職先候補としておすすめですので、実際に私が転職活動を通して感じたことをお伝えしたいと思います。
この記事では、「社内SEに転職する人はどんな気持ちで転職を考えるのか」、「どういう軸で会社を選ぶのか」をリアルな視点でお伝えします。「社内SEって実際どうなの?」 「どんな人が社内SEを選ぶの?」 という疑問を持っている方に向けて参考になれば幸いです。
ちなみに、ITコンサルのキャリアパスについては以下記事にまとめていますので、もし興味があれば覗いてみてください。
【結論】事業会社に戻りたい
転職活動をして痛感したのは、「事業会社に戻りたい」という気持ちが最大の志望理由になるということです。私自身、ITコンサルという立場で働く中で、常に「お客様のため」に仕事をすることにやりがいを感じていました。しかし同時に、「自分の会社のために、腰を据えて貢献したい」という思いも強くなりました。
私の周りを見ていても、一般的に「一度事業会社を経験したうえでコンサルに来た人が、また事業会社に戻る」 というケースは多いです。プロジェクトごとにお客様が変わるコンサルティングとは違い、社内SEなら自社のことを長期的に考え、深く関わりながら仕事ができるのが大きな魅力です。
自分の会社に貢献したいという気持ち
ITコンサル時代に感じたのは、顧客の課題解決に尽力する仕事の尊さでした。しかし、その課題が解決された後、その会社の将来をずっと見届けられるわけではありません。プロジェクトが終われば次の顧客のプロジェクトにアサインされ、チームも解散になってしまいます。
こうした働き方に対して、「もっと自分の会社のために」「自分の会社を良くしたい」という気持ちが芽生えました。社内SEであれば、自社の業務を深く理解し、長期的に改善できるし、その会社の文化に根差した仲間と一緒に働くことができるという、当事者意識こそが社内SEの一番の魅力だと感じています。
私が転職活動で実感した社内SEの志望理由5選
次に、私が転職活動をする上で、社内SEを志望する理由を紹介します。社内SEは私にとって非常に良い転職先だなと感じましたので、ぜひ参考にしてください。
好きな商品・サービスを扱う会社で働きたい
転職活動をして社内SEを一番強く意識したのが、自分が本当に好きな商品やサービスを提供する会社で働けるということです。社内SEであれば、これまでの所属業界に関わらず、社内のITに携わるとして、自分が好きな業界・会社を選べます。
たとえば私は、飲料品、消費財、スポーツ用品など、私が好きな会社で働きたいと考えています。好きな商品を支える仕事ができることは、モチベーションの大きな源になります。
ホワイトな働き方を実現したい
もう一つの大きな理由が「ホワイトさ」です。ITコンサルはどうしてもハードな働き方になってしまい、そろそろ落ち着いて働きたいという気持ちが強くなりました。
社内SEは、クライアントワークではなく社内向けだったり、長期的計画で進めやすいなど、比較的働き方をコントロールしやすい特徴があります。ただし、これは会社ごとにホワイト度合いが大きく異なりますので、本当にホワイトな働き方になるのかは見極める必要があります。
勤務地を重視したい
年齢を重ねるにつれて、地元に貢献したいであったり、通勤時間は短い方が良いといった、勤務地の重要性を痛感するようになりました。理想は徒歩圏内の地元企業なのですが、なかなかそういう求人はないため、現実的には電車ですぐ行けるような勤務地の会社を選びたいと考えています。社内SEはそういった勤務先の会社を自分で選べるのが魅力だと考えています。
これまでの経験を活かしたい
ITコンサルやSEで培った経験を活かせることも社内SEを志望する大きな理由です。社内SEと一言で言っても役割は様々なので、私は、プロジェクトマネジメント、IT企画等の役割を担える会社に転職したいと考えています。
年収を含めたバランスを重視したい
もちろん、年収も重要な要素です。ITコンサルに比べると、社内SEは年収が下がるケースが多いのは事実ですが、その中でも年収を高く設定している企業もあります。年収だけを見るのではなく、ホワイトな働き方とある程度の年収を両立できる会社を探したいと考えています。働き方と報酬のバランスを取ることが、長くキャリアを続ける上で重要だと考えています。
まとめ
今回は、社内SEの志望理由として、私が転職活動を通じて感じたポイントを紹介しました。社内SEは幅広い業界・会社から選ぶことができ、転職先の自由度が高いのが魅力だと考えています。この記事を参考に今後のキャリア選択の参考になれば幸いです。
コメント