「コンサルとして必要なコアコンスキルってどうやって鍛えるんだろう」「研修とかってどういう内容になっているのかな」
ITコンサルタントとして成功するためには、ロジカルシンキングや問題解決能力、クライアントへのプレゼンテーションスキルなどの「コアコン」と呼ばれるコンサルタントに必要な基本的なスキル群を鍛えることが重要です。これらのスキルは、コンサルタントとしての本質的な力を高めるものですが、どうやって身につけていくものなのか気になると思います。
この記事では、私自身の経験をもとに、ITコンサルタントに必要なコアコンスキルの鍛え方についてお話しします。ITコンサルへの転職の参考になれば幸いです。
【結論】コアコンは実践でのみ身につく
私が最も実感していることは、コアコンは実践によってしか身につかないということです。研修を受けることで、確かに基礎的な知識や概念、そしてコンサルティングに必要な用語やべき論を学ぶことはできます。しかし、これだけでは実際の現場で活躍するためのスキルには繋がりません。実際に顧客と向き合い、問題を解決する過程で初めて、コアコンが磨かれていくのです。
研修は実践に出る前に話が通じるようになる程度
コンサルタントの研修では、主に資料作成の基本的な枠組みや用語、べき論に焦点を当てた内容が多くなります。もちろん、これは非常に重要であり、コンサルタントとしての最低限の知識や理解を深めることができますが、これでこのまま実際の仕事に活かせるかどうかは別の話です。例えば、問題解決のフレームワークやプレゼン資料の作成方法、クライアントとのコミュニケーション方法などは、研修で習得できますが、これらを実際の案件にどう適用するか、どう自分なりにカスタマイズしていくかという部分は、現場での経験を通じて学ぶものです。研修はあくまで「考え方の基盤」を作るためのものに過ぎません。
まずは研修
とはいえ、まずは研修です。実際の仕事でスキルが鍛えられる一方で、社内研修の重要性も無視できません。社内研修では、コンサルタントとして必要な基本的なスキルを体系的に学べるため、実践的な能力を身につけるための土台作りを助けてくれます。特に、研修では実際のケースを用いて、顧客役や上司役に人事を交えたグループワークが行われることが多く、実際のプロジェクトに近い形で問題解決のシミュレーションを行います。研修を受けることで、実際にどのように資料を作成するのか、どのように顧客とのコミュニケーションを取るのかの「型」を学ぶことができ、現場でその型を適用する際の参考になります。もちろん、研修だけでは不十分であり、実際の業務でその型を使いこなしていくことが重要です。
次に実践
研修で学んだのは良いものの、研修では話が通じるようになる程度で、コアコンのスキルを身につけるには、実戦しかありません。実際にクライアントの課題に取り組み、プロジェクトを進めながら学ぶことです。私もITコンサルタントとして仕事をしている中で、実際のプロジェクトで顧客と関わりながら、課題解決に取り組む中で多くのことを学びました。何度も似たような問題に直面することで、そのパターンや解決策が身についていきます。最初は手探りで進むことが多いですが、実戦を通して徐々に自分なりの解法が見えてくるのです。
まとめ
ITコンサルタントとして成長するためには、コアコンを実践で鍛えていくことが最も効果的です。研修を受けることによって基本的な知識やフレームワークを学び、実践を通じてその知識を応用し、問題解決能力を高めていきます。コアコンを鍛えるためには、転職してコンサルティングファームに入り、実際にプロジェクトを進めながら学ぶことが一番の近道だと私は考えています。ITコンサルへの転職を考えている方のキャリアプランの参考になれば幸いです。
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