【志望動機】ITコンサルを選んだ理由とは?周りのコンサルの志望理由も合わせて紹介

転職関連

「ITコンサルに転職したいなあ」
「他の人ってどういった志望理由でITコンサルに転職するんだろう」
「ITコンサルに転職する人の志望動機って一般的にどういうものなんだろう」
「どういう人がITコンサルに転職したいって思うんだろう」

ITコンサルへの転職を考えているけれど、一般的には、多くの人はどんな理由で転職しているのか気になっている方が多いと思います。私自身、SEからITコンサルへと転職しましたが、その際の志望理由をお伝えできればと思います。

他の人のITコンサルへの志望動機を知ることは参考になる情報だと思います。一般的に、何を期待してITコンサルに転職するのかを知ることで、ITコンサルの仕事の特徴を知ることができるからです。

この記事では、私の転職理由を具体的に知っていただくことで、ITコンサルに気になっている方に転職を決断する際の参考となれば幸いです。また、私がITコンサルとして働いている中で他のコンサルの人たちの代表的な志望動機を紹介します。

ちなみに、SEはITコンサルに転職すべきだと考えていて、その理由を以下の記事にまとめていますので、もし興味があれば覗いてみてください。

私の志望理由

まずは私の志望理由を紹介します。私の志望理由を紹介した後に、他のコンサルの人たちが良く言う志望理由を紹介します。

SEでの経験を活かしてスキルを伸ばしたい

私がSEからITコンサルに転職した理由は、SEでの経験を活かして、さらに成長できるスキルを得るためです。

SEとしてキャリアを積んでいく中で、技術的なスキルを磨いてきましたが、次第に自分が求めるキャリアの方向性に疑問を感じるようになりました。このままマネジメントにいてもいいのだろうか、スペシャリストとして個人スキルを深めなくてもよいのだろうかと感じました。

私がITコンサルを志望したのは、自分自身が成長するために必要なスキルを学べる環境が整っていると感じたからです。実際のプロジェクトだけでなく、研修や周りにいる人たちから学べる事、様々な角度からの学びがあると考えました。

ITコンサルは、今後のキャリアに活かせるスキルが伸ばせる

SEとして仕事をしていた時、自分の強みが自分でもはっきりとわかっていませんでした。というのも、SEではスペシャリストではなくジェネラリストとして活躍することが求められていたからです。

まだ30年以上も社会人生が続く中で自分が強みだと自信を持って言えるスキルを身につけたいと感じていました。自分のスキルを伸ばしたいと考えた際に最も私に適していたのは、ITコンサルでした。

特に以下のスキルを伸ばすことができると感じたことが、私の転職理由の大きな部分です。

具体的にどういったスキルが伸ばせるか

論点整理

ITコンサルとして最も重要なスキルの一つは、論点整理の能力です。顧客側でさえ、「何が問題なのか」や「どこに焦点を当てて解決策を考えるべきか」が明確ではないことが多いです。そこで、コンサルが課題を構造的に整理し、何が論点なのかを明確にする必要があります。

顧客からふわっと課題が与えられたとき、その課題を解決するために「なぜこれが課題なのか」「どのように解決するべきか」を深掘りし、問題の本質を理解するような、課題の解像度を上げる力が必要になります。

伝える力

次に重要なのが伝える力です。これは、考えたことを相手に分かりやすく伝える能力です。特に、ITコンは、複雑な論点を顧客に伝える場面が多く、複雑な情報を簡潔かつわかりやすく伝えるスキルが求められます。

資料作成一つをとっても、単に情報を詰め込むだけではなく、相手に「キーメッセージを明確に伝える」「そのキーメッセージを支える事実を示す」という構成力が必要です。コンサルタントは、相手の立場を理解し、どのように伝えればより納得してもらえるかを考えながら情報を整理して伝えるスキルを身に付けることができます。

スピード力

コンサルにとってスピードは重要なスキルです。単に素早く作業をこなすだけでなく、能動的にプロジェクトを推進する力も求められます。例えば、業務が進んでいく中で、誰もが気づいていない課題やリスクを見つけ、いち早く問題提起し、それを解決まで進める力が必要になります。

スピード力は、単に早く作業を進めるだけでなく、能動的に「何を次にすべきか」を考え、相手からの指示を待つのではなく、積極的にプロジェクトを推進する力が必要です。

多様な転職先からITコンサルを選んだ理由

SEの人が転職活動をすると気づくのが、本当に多くの転職先があるということです。

SEの市場価値が高いのは、ITに関連する案件が増えているためです。DXやITシステムの導入を実施する企業が多く、ITの知識や経験を持つ人材が不足している状況が続いています。システム導入の知見がない企業が多く、顧客自身でIT導入を進められず、コンサルティングファームやSIerに発注しなければプロジェクトを進めることができません。

このため、コンサルティングファームもSE経験のある人を欲していて、とても良い条件でオファーをくれました。SEの経験があれば、転職先が豊富に存在し、とても良い条件で転職することが可能です。

ITの進化により、ITに関連する案件が多いため、コンサルティングファーム、SIer、外資系IT企業、事業会社の情シス部門など、多岐にわたる転職先が存在します。その中でもコンサルティングファームを選びました。

転職先の具体例

それでは、SEが転職先として考えた具体的な選択肢について、いくつかご紹介します。私自身も実際にこれらの選択肢を検討し、最終的にコンサルティングファームに転職しました。

コンサルティングファーム

コンサルティングファームは、SE時代に最も多くの求人があった転職先の一つです。私が現在所属している外資系総合コンサルファームをはじめ、日系のファームや小規模のファームでも求人は豊富にあります。

コンサルティングファームの大きな魅力は、年収が高いことです。SE時代に上流工程を担当した経験があれば、コンサルとしての親和性が高く、転職後もそれほど仕事内容が変わったとは感じずに年収をアップさせることができます。

確かに、コンサルティングファームで求められるハードルは高くなりますが、特に上流工程に興味がある人にとっては、非常に良い選択肢です。私も、SE時代よりさらに上流工程を経験したいと考え、コンサルティングファームへの転職を決断しました。

SIer

SIerからSIerへ転職するパターンもありますが、私が所属していた日系大手SIerでは、SIerからITコンサルへの転職が圧倒的に多い印象を受けました。それは、SEを辞める人は、会社が嫌で辞めるのではなく、SEの仕事が嫌で辞めるパターンが多いためです。私も会社のことは好きでしたが、SEという仕事が嫌で辞めました。

一方で、SIerから別のSIerに転職する人も稀にいるのですが、そういった場合は、会社が嫌とか、下流工程のプログラマー寄りだったけど、上流工程を担当するSEになりたいといったような段階を踏みたい人が多かったと感じています。

外資系IT企業

超大手の外資系IT企業も、転職先として非常に魅力的です。年収はコンサルティングファームと同等であり、ホワイト企業が多いため、働きやすい環境が整っています。また、SEとしてではなく、特定の技術に関する専門性を深められるのが特徴です。

しかし、外資系IT企業はそのサービスに限定されるため、専門性が偏りすぎることが懸念材料です。それでも、各分野のソリューションのトップランナーであるため、非常に魅力的な選択肢ではあります。私の所属していたSIerからも一定数は外資系IT企業に転職している人がいました。

情報システム部門(社内SE)

各企業の情報システム部門への転職も一つの選択肢です。特にSIerから情シス部門へ転職するパターンは、私が所属していたSIerから何人か見受けられました。主な目的は、落ち着いて働きたいことだと思います。

SIerは激務ですし、ITに関わる職種は激務が多い中、社内SEはそれでもホワイトな方なので、転職先として選ぶ人が多いです。私は、30代前半で転職を考えていたため、スキルアップを重視して、情シス部門への転職は当時は考えていませんでした。

他のコンサルの方々の代表的な志望理由

ここからはコンサルで活躍している人たちがどういう理由でITコンサルを志望したのかを紹介します。

課題解決で顧客や社会に貢献したい

コンサルとして活躍する人々の共通の志望動機は、「課題解決によって顧客や社会に貢献したい」という強い思いです。コンサルは、顧客が抱える複雑な問題を解決するために知識とスキルを駆使していく仕事です。

コンサルは、顧客の経営層や上位層のような方々と若いうちから対等に議論できる職業なので、より影響力のある仕事、顧客への貢献が大きい仕事をしたいという人たちが多いと思います。

コンサルで活躍する人は考えるのが好き

ITコンサルとして成功するためには、論理的思考と問題解決能力が求められます。実際、コンサルで働く人々は、考えるのが好きという志向を持っていると思います。単なる作業の繰り返しではなく、日々顧客のために考え、提案する点にやりがいを感じている人が多いのです。本当にそれが単なる作業なのであれば、コンサルは自分がやらないほうが良いとまで思っています。

主な志望動機3選

周りのコンサルの人たちがコンサルで働きたい理由は主に以下の3点かなと私は感じています。

課題解決

最も多いのが、コンサルとして顧客の課題解決を通じて、顧客や社会に貢献できるからということです。特に、経営課題や社会課題といった大きなことに取り組むことでやりがいをさらに感じる人が多いです。

例えば、ITコンサルでは、上流工程での構想策定や要件定義といったプロセスに携わることで、ITの知識や経験を活用しながらも、顧客の経営課題や社会課題を解決するような仕事をしたい人が多いイメージがあります。

実力主義

コンサルに興味を持つ人は、バリバリ働きたい人が多いです。そのため、その成果が評価されるような実力主義の会社で働きたいと考えています。特にコンサルティングファームは実力主義の文化が強いため、高い評価が評価や昇進といった目に見える形で反映されるためそういった考えの人が多いです。

コンサルとしてバリバリ働いて、高い評価を得てどんどん昇進をしていく人が活躍しているイメージがあります。

スキルアップ

コンサルに転職する人はスキルアップも志望動機としてあると思います。それは、コンサルはハードワークですが、日々の業務で直面する課題を解決する過程で、問題解決能力やプロジェクト管理能力など、さまざまなスキルを向上させることができます。

コンサルの1年分は事業会社の3年分と言われており、そのハードワークは全て自分自身が成長に繋がります。実際私もそれを実感しています。スキルアップを求める人々にとって、コンサルとして働くことでどんどんスキルアップしたい人が多いイメージがあります。

まとめ

ITコンサルに転職を希望する人々の主な志望動機は、社会課題への貢献、それを通じて昇進やスキルアップをすることで、より大きな社会課題への貢献をしたいという人が多いと思います。コンサルにはそういったバリバリ働きたい人が多いということが分かってもらえれば幸いです。

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