「SEってハードワークの割に年収が上がらないなあ」「SEのままこの会社でずっと働いていていいのかな」
SEとしてキャリアを積んでいると、年収に関して悩むことが多くなるのが現実です。特に日系SIerのような大企業では、年功序列のシステムが色濃く残っているため、年収の上がり方が思うようにいかないと感じることがあります。大企業のSIerでも、40歳で課長になってやっと年収1,000万円が見えてくるくらいだと思います。私は年収が主な理由でITコンサルに転職したわけではないのですが、ITコンサルに転職したことで、年収が300万円も上がりました。
本記事では、私のSEの経験及びSEからITコンサルに転職した経験を基に、SEが年収を上げるためにできる2つの方法をご紹介します。転職して年収を上げるべきか、それとも昇進を待つべきか。今後のキャリアの参考になれば幸いです。
【結論】SEが年収をあげたいのであれば転職すべき
特に日系SIerで働いているSEの方は、年収に関して年功序列や昇進制度で悩んでいる方も少なくないと思います。確かに、日系SIerでのキャリアは安定しており、良い面もたくさんありますが、年収に関してはデメリットがあると感じることがあるかもしれません。一方、特にSEと親和性の高いITコンサルに転職すると年収の悩みはなくなるほど年収が上がります。同じ会社で昇進するか別の会社に転職するかは年収に大きく影響します。
昇進 | 転職 | |
年収の上り | ×遅い | ◎早い |
リスク | ◎低い | ×高い |
※ちなみに、私がSEこそITコンサルに転職すべきと考える理由は以下に記載しています。
日系SIerは年収が大幅に上がらない
日本の大企業に多く見られる、年功序列というシステムにおいて、SEとしての年収はなかなか大きく上昇しません。もちろん、一定の年齢を重ねることで昇進し、年収も上がるものの、その上がり方は徐々にしか進みません。特に20代から30代前半の若い世代は、昇進までの期間が長く、年収の上がり幅も少ないのが現実です。例えば、私がいた会社では、40歳を過ぎる頃にようやく課長に昇進し、その時点で年収1,000万円に到達するかどうかというレベルです。これはあくまで大企業の一般的なパターンであり、年功序列に従った場合の話です。しかし、転職を視野に入れると、年収1,000万円に早い段階で到達する可能性が十分にあります。例えば、SEからの転職先として私がおすすめしているITコンサルでは、20代後半から30代前半で年収1,000万円を達成することは十分に現実的です。もちろん、昇進のスピードや評価基準が高いため、努力が必要ですが、年功序列に縛られることなく、実力で短期間で年収を上げられる可能性があります。
年収を上げる2つの方法
昇進
昇進によって年収を上げる方法は、特に安定志向の方には向いています。例えば、会社の規模や文化に合っている場合や、長期的にその企業でキャリアを積んでいきたいという意欲がある場合は、昇進を待つ選択肢が有効です。しかし、年功序列が強い会社では、昇進に時間がかかるというデメリットもあります。特に、SEの場合、若い頃の年収の上昇幅は小さく、年収1,000万円に到達するのは、40歳前後が一般的です。上司が多くて、実力のある若い世代が昇進しにくくなることもあり、その点が年収を上げるための大きな障害になることもあります。とはいえ、昇進を待つことができれば、安定的に年収が上がるメリットもあります。会社の雰囲気や文化が自分に合っていると感じる場合は、昇進を待つ方が良いかもしれません。
転職
もう一つの方法は、転職です。これはより短期間で年収を上げたい人には非常に効果的な選択肢です。特に、SEから親和性の高いITコンサルへの転職を考えると、年収が大きく上がる可能性があります。私は実際にITコンサルに転職して、年収が300万円以上増加しました。転職を通じて、より高い給与が得られるだけでなく、新しいスキルや経験を積むことができるという点でも、転職は非常に有益です。また、転職市場では実力主義が基本となるため、年齢や経験に関わらず、実力を持っていれば年収は大きく上昇する可能性があります。これはITコンサルへの転職に限らずどの会社への転職についても言えることです。ただし、転職にはリスクも伴います。新しい環境や文化に適応する必要があり、転職先の企業文化が自分に合わない場合も考えられます。そのため、転職を決断する前には十分に情報収集し、慎重に選ぶことが重要です。
まとめ
最終的に転職するか昇進を待つかは、自分がどういったキャリアを築いていきたいか、どのような働き方をしたいかによって決まります。自分に合った選択肢を選ぶことが、長い目で見て成功への近道となります。どの選択肢を選ぶにせよ、転職や昇進を通じて自分のキャリアを積極的にコントロールすることが重要だと思います。この記事がキャリア選択の参考になれば幸いです。
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