「コンサルにおすすめされている本がたくさんあるけどどの本を読めばよいんだろう」、「事業会社からコンサルに転職して読むべき本って何なんだろう」
ITコンサルに転職した後、痛感したのはロジカルシンキングが不足しているということでした。そのため、プロジェクトで上司に指摘されることはもちろん自分でも何かスキルアップできないかと考え、様々なロジカルシンキングに関する本を読んでみました。
今回のこの記事では、私が実際に読んで役立ったと感じる、ロジカルシンキングに関連する本を4冊紹介します。もしおもしろそうだと思いましたら、ぜひ手に取ってもらえればと思います。
読書は知識や教養を得る最適な方法
読書は必要な知識を手軽に学べる最適な方法だと思います。特に、今回紹介する本は、実際にコンサルとして働いた人の考えが整理されているので、とても納得感があります。もちろん、プロジェクトで課題に直面した方が学びにはなるのですが、自分はいったいどういった課題に直面しているのかを体系的に整理された形で理解できるのが本の良いところかなと思います。
すごい人々の考えに手軽に触れられる
書籍は、著者が自らの経験や知見を基にして執筆しています。特にコンサル関連の本は、業界のトップの人々がその成果を本にまとめていることが多いです。いろんな本が出ているので、自分に合った読みやすい本を探すのもとても楽しいです。
また、ブログやSNSといった情報源とは異なり、本は出版までの過程で様々な人の目に触れるため、時間をかけて整理された情報が詰め込まれており、信頼性が高い情報源として安心感があると考えています。
おすすめ本4選
イシューからはじめよ
今回紹介する本の中で最も読みやすいです。コンサルにとって重要な「論点設定」について述べています。
問題解決において、まず最初に何を解くべき(=論点)をしっかりと見極めることが重要ということが分かりました。「犬の道」を避けるという非常に有名な例が示すように、問題解決の前に、まずその論点が本当に解くべきものなのかを考えることが重要ということです。
すぐに論点を設定して、その問題を解くことに逃げて根性論に走りがちなのですが、それだと思考停止しているのと同じで、あくまでも論点設定の精度を極めることがが重要という考え方がとても私には刺さりました。
論点思考
この本も「イシューからはじめよ」と同じく、論点設定の重要性を説いている本です。
問題が発生したときに、まずその真の論点を見つけ出す方法が書かれています。また、具体的な事例も書かれていて、イメージを持ちながら読み進めることができるのがすごい分かりやすいと思いました。
「イシューからはじめよ」と合わせて読んでみると面白いかなと思いましたので、非常にためになっておすすめの1冊です。
「具体⇔抽象」トレーニング
コンサルとして必要な課題の構造化、具体化⇔抽象化について書かれている本です。
私自身、上司から「課題の構造化ができていない」と言われることが多かったため、この本を活用して、構造化とはどういうことなのかを理解しようとしました。上司からの指摘は一体どういうことなのかが、体系的に整理されている資料だと思い参考になりました。
具体とは何か、抽象とは何かをひたすら教えてくれます。コンサルは話す相手に応じて、具体と抽象のレベル分けをしないといけないので参考になりました。
解像度を上げる
コンサルでよく言われる「解像度が低い」に対して、解像度を上げるというのはどういうことなのかが書かれている本です。
私がよく上司から、「解像度が低いので、何を議論したいのかわからない」と言われることがあり、物事の解像度を上げたいと思い読んでました。解像度のあげ方の観点が分かりました。
解像度が粗いと論点が発散してしまい、スピード感を持った問題解決ができません。聞き手に伝わる話し方にするためにも、解像度を上げて問いたいことを分かりやすくすることが重要だと気付きました。
まとめ
ロジカルシンキングは読書からでも学ぶことができるのでお勧めです。私が読んでよかったと思う本を紹介しましたが、他のコンサルの人たちも読んだことがあると言ってくれた本ばかりを紹介しているので、もしまだ読んだことがない本があれば、ぜひ手に取ってみてもらえると幸いです。
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