【実体験】簿記2級は70点でOK!独学で合格するコツを全部教えます

資格

「簿記2級って独学で本当に合格できるの?」

この疑問は、私自身が簿記2級を独学で勉強を進めている最中にふと感じたものでした。試験範囲が広く、内容も難しいため、書店には通信講座付きの教材が並び、ネットやYouTubeでも講座の広告があふれている中、独学は難しいと感じてしまうかもしれません。

しかし結論から言うと、簿記2級は市販の参考書と問題集だけで、独学合格が可能です。実際に私は一発合格を達成しました。

この記事では、私がどのように学習し、どんな教材を使って、どのようにモチベーションを保ちながら勉強したかを具体的に紹介します。働きながら、子育てしながらでも挑戦可能な方法ですので、独学を検討している方の参考になれば幸いです。

結論:独学で簿記2級の合格は可能です

まずは、私の試験結果なのですが、一発合格しました。試験結果は以下のとおりです:

  • 第1問:16点(満点20点)
  • 第2問:20点(満点20点)
  • 第3問:14点(満点20点)
  • 第4問:20点(満点28点)
  • 第5問:12点(満点12点)
    → 合計82点(合格ライン:70点)

ただし、やみくもに勉強をしていても、途中で挫折するか、何度も不合格になってしまう可能性があります。独学のポイントは:

  • いかにモチベーションを落とさず継続して勉強するか
  • 勉強のための時間をとれるか
  • 正しい教材で、正しく勉強できるか

私の場合、日中はITコンサルとして働きながら、平日の朝1時間半だけの勉強時間で合格しました。もちろん、子育て中のため休日は一切勉強できず。そんな状況でも、試験範囲を1周し、問題集を解き、模擬試験で仕上げるというプロセスを踏めば、独学でも十分通用する試験です。

なぜ独学で合格できるのか?

理由1:市販教材の質が非常に高い

まず、独学の大前提になりますが、市販の参考書と問題集は非常にわかりやすいです。簿記2級の試験範囲は、商業簿記と工業簿記の2本立てで、確かにボリュームはありますが、市販の参考書はどれも工夫が凝らされており、内容をかみ砕いて丁寧に解説してくれます。

特に私が使った「みんなが欲しかった!簿記の教科書・問題集シリーズ(TAC出版)は、カラー図解で読みやすく、順序立てて理解できる構成になっていました。商業簿記・工業簿記それぞれに教科書と問題集の2冊があり、計4冊だけで完結できます。他のテキストでもわかりやすいのかとも思いますが、私はこちらがおすすめです。

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理由2:満点を狙わず、合格点を取る戦略でOK

ここが独学で簿記2級合格を目指す大きなポイントになります。簿記2級は70点で合格。逆に言えば、30点分は落としてもいいということです。

すべてを完璧にしようとすると負担が大きく、挫折のもとになります。「苦手な分野もあるけど、合格ラインに届けばよい」という気持ちで学習を進めることが、独学成功のカギです。

具体的な勉強方法:私の独学スケジュールと勉強のポイント

受験のきっかけ

私はITコンサルとして、経理部門向けの基幹システム導入プロジェクトに携わる中で、「経理の実務を理解したい」と考えるようになりました。直接必要というわけではありませんが、業務理解を深める目的で簿記2級の受験を決意しました。

平日朝1.5時間がメイン

私は朝型人間なので、毎朝7時〜8時半の1.5時間を学習時間に充てました。
簿記は頭を使う学問なので、これ以上長時間やると集中が切れて効率が落ちてしまいます。また、仕事終わりに余裕があれば、その日の内容を30分ほど見返すこともありました。

徹底して「忘れないように」進めた

簿記2級は範囲が広く、一周しても戻ってきたころには忘れてしまう懸念があったため、とにかく定着重視の進め方として、前日の復習から必ずスタートすることを心がけました。(単元の復習や前日解いた問題の解き直し)「とにかく1周回す」よりも、「ゆっくりでも確実に理解していく」方が結果的に近道だと感じました。

独学でのつまずきポイントと心構え

簿記2級には、途中でつまずきやすい単元がいくつかあります。私の場合は以下の内容で苦戦しました:

  • 商業簿記:銀行勘定調整表、税効果会計、連結会計
  • 工業簿記:標準原価計算

ここで共通しているのは、「抽象度が高く、イメージしづらい」こと。

ここで精神的に大事なのが、満点を目指さないことです。簿記2級は70点で合格。つまり30点は落としても問題ないんです。このマインドは試験当日に苦手な問題が出てきた時のメンタルのコントロールにも直結します。

また、勉強中にわからないときは、無理に進まずに、一度戻って何度も読み返すのがコツです。(後述するネット試験は受験日を柔軟に選択することができるため、焦る必要がありません。)

試験方式:ネット試験が圧倒的におすすめ

私はネット試験で受験しました。

  • 試験日・時間・場所が選べる
  • 操作も簡単(問題番号の順番変更も楽。私は大問1→4→5→3→2で解きました)

ネット試験の方が柔軟に計画を立てられるため、働きながらの受験には相性が良いと思います。「紙じゃないと不安」という人もいますが、私自身、まったく違和感なく受けられました。

まとめ:独学でも、自分に合ったやり方なら必ず合格できます

簿記2級は決して簡単な試験ではありません。心が折れそうになる時が来ると思います。でも、正しい教材と、自分に合ったやり方、そして継続する力があれば、独学でも十分合格できます。

  • 市販の教材で理解・演習・模擬試験まで完結可能
  • 毎日1.5時間でも、継続すれば合格圏に届く
  • 満点主義ではなく、合格点を取る意識でOK
  • 自分のペースで進められるネット試験は特におすすめ

独学だからこそ、自分のペースで進められます。本記事が、これから簿記2級を目指す方の一歩につながれば嬉しいです。

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