「リモートワークって出社時間が無くなっていいなあ」「リモートワークでのデメリットって何かあるのかな」
リモートワークができる職種を探している方が多いのではないでしょうか。特に職種によっては全く出社する必要のない、フルリモートが可能な求人もあり、通勤がなかったり、働く場所に縛られないといったメリットが強調されることが多いです。
しかし実際にフルリモートで働いてみると、メリットばかりではなく、デメリットも多いです。本記事では、私自身が感じたフルリモートワークのデメリットについて率直にお伝えしながら、週3〜4日のリモートワークが最もバランスが良い理由を解説します。
ちなみに、コンサルはリモートワークが主流になっていて、働き方の柔軟性があるのですが、それを具体的に以下の記事にまとめていますので、もし興味があれば覗いてみてください。
リモートワークは週3〜4日がベスト
週5日のフルリモートではなく週3〜4日のリモートワークが、仕事と心のバランスを保つ上で最適だと感じています。確かに、フルリモートには多くのメリットがありますが、対面でのコミュニケーションが持つ心理的な安心感や、ちょっとした雑談から生まれるチームワークなど、リモートワークだと中々難しいものがあります。
実際、私もフルリモートで勤務をしたことがありますが、フルリモートの場合だと、特に以下のような状況では、完全にリモートだと仕事がしづらくなることがあります。そのため、週に1~2日は出社した方が結果的に働きやすいのかなと個人的には感じています。
- 新しいプロジェクトに参画したばかりで右も左もわからない
- 話ずらい人がいる
- プロジェクトの状況が良くない
【理由】フルリモートではメンタルの維持が難しい
在宅勤務は、自分のペースで働ける、時間に融通が利くなどのメリットがありますが、裏を返すと、常にリフレッシュが難しく、モチベーションの維持が難しいです。また、職場にいると自然に生まれる雑談や、ちょっとした確認などの会話がしにくいことで、孤独感や不安感が強くなりやすいのです。
以下で、私が感じた具体的なデメリットを3つご紹介します。
フルリモートの具体的なデメリット3選
孤独感が強まる
フルリモートの最大のデメリットは、人とのコミュニケーションが希薄になりがちなことです。チャットやオンライン会議でのやり取りはあるものの、ちょっとした雑談や声かけが激減します。
たとえば、出社していれば「最近どうですか?」と気軽に目的もなく話すことが可能ですが、リモートワークだとそれが難しいです。業務連絡が中心になり、相手の表情や雰囲気から読み取る情報も少なくなってしまいます。このような状況が続くと、誰ともつながっていないような気持ちが強くなり、精神的な疲労感につながるのです。
リフレッシュしづらい
一見、通勤がないから楽そうと思われがちですが、実はこの通勤時間がリフレッシュの時間になっているのです。確かに満員電車の場合だと、疲労感が溜まってしまいますが、外に出て歩いたり、何の考えずに出勤している時間は意外とリフレッシュになります。
フルリモートになると、朝起きてすぐ仕事、仕事が終わってもずっと家という日々が続きます。オンとオフの切り替えが難しくなり、心に余裕が持てなくなります。意識して外に出る時間を作らないと、家にこもって仕事ばかりになってしまいます。
モチベーション維持が難しい
オフィスでは周りに人がいることで自然と集中モードになれますが、自宅では誘惑が多く、自己管理力が求められます。ついスマホを見てしまったり、滞っていた家事をしてしまったりします。在宅だとそういった環境であることも忘れてはいけません。
もし、今抱えている仕事が熱中できる良い塩梅のプレッシャーであれば常に仕事に打ち込めると思います。しかしそんなに良い仕事を常にできるわけではなく、時にはプレッシャーがきつすぎると集中力を維持するのが難しかったり、プレッシャーが緩すぎると時間を持て余して積極的に活動しようという気にならないと思います。
フルリモートのメリット:融通が利く
とはいえ、フルリモートのメリットはたくさんあります。
- 満員電車に乗らなくてもよい
- ぎりぎりまで寝ていられる
- 出社の準備が不要
- 自分のペースで働ける
- プライベートとの都合がつけやすい
- 突然家族対応が必要になっても対応しやすい 等
このようにまだまだたくさんありますが、一言で言うと融通が利くことがフルリモートのメリットかなと思います。子どもの送り迎えや家事、幼稚園小学校へのイベント参加等の都合がつけやすいのがとても良いです。
柔軟な働き方が心の余裕をつくる
リモートワークはとても魅力的な働き方ですが、フルリモートが必ずしもすべての人や状況にとって最適というわけではないことが伝わったでしょうか。出社する最大のメリットは、「心理的安全性が得られる」ことです。私の経験でも、あるプロジェクトに初めて参加したときに、最初からフルリモートだったために誰にも相談できず、孤独感を感じたことがありました。
大切なのは、自分自身の性格や、その時々のプロジェクトの状況に応じて、出社とリモートを柔軟に使い分けることだと思います。
まとめ:リモートワークは「ちょうどよく」が最強
この記事では、フルリモートではなく、週3〜4日リモート、週1〜2日出社という働き方がメンタルを健康に保ちつつ、生産性も高く保てる「ちょうどいい働き方」であることを紹介しました。フルリモートを検討している人がこの記事で何かの気づきになれば幸いです。
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