コンサル未経験者が転職して驚いたこととは?業務外のカルチャーショック5選

コンサルの実態

「コンサルは、仕事バリバリでたくさん残業をしている」「頭の回転が速くて論理的にもの後を考えられる」

コンサルというと働いている姿はなんとなくイメージできると思うのですが、業務以外の面ではそれほどイメージできないのではないでしょうか。私は転職してから業務面というより業務外の面で驚いたことがたくさんありました。

私みたいな、とくにSE出身者のコンサル未経験者がコンサルに転職すると「え、これ普通なの…?」と戸惑うようなこともあるかと思います。

この記事では、私がSEからコンサルに転職して驚いた“文化”や“人”の違いを5つご紹介します。転職前にはなかなか見えてこない「リアルな中の世界」を知ることで、コンサルが自分に合っているかの判断材料になれば幸いです。

ちなみに、業務面でSEからコンサルに転職してぶつかった壁については、以下の記事にまとめていますので、もし興味があれば覗いてみてください。

コンサルには個性的な人が多い

まず前提としてお伝えしたいのは、コンサルには個性的で強烈な人が多いということです。特に職位が上がるほど、その傾向が強くなります。理由はシンプルで、年功序列ではなく完全な実力主義の世界だからです。成果を出せば若くても昇進し、年収も上がります。

「普通」ではないタイプが上に残っていく構造だからこそ、コンサルで生き残っている人は個性的な人が多いのだと感じています。SE時代にいた安定志向な人たちとは、かなり毛色が違います。

  • コンサル:成果を出した人が評価される/転職も当たり前
  • SE(特に日系SIer):年功序列/終身雇用的な空気感

そのため、集まってくる人のキャラクターや価値観が大きく異なります。ここからは、私が実際に「えっ?」と驚いたこと5つを紹介します。

驚いたこと5選

コンサルに転職して、業務外の場面で驚くことがたくさんありました。その中でも特に印象的だった5つを紹介したいと思います。

【文化】飲み会は経費もしくは上の人が支払ってくれる

まず最初にびっくりしたのがこれです。コンサルの飲み会では、ほとんどお金を支払ったことがありません。当たり前のような感覚で大体会社の経費になってしまうのがコンサルすごいなと思いました。

  • 期初・期末のイベント → 会社経費
  • プロジェクト打ち上げやチーム飲み会 → 会社経費
  • 少人数飲み → 上の人が払ってくれる

SE時代は「1次会・2次会・タクシー代…」と自腹だったので、飲み会費用が激減したのは本当に驚きで、予想外に良いギャップでした。

【文化】福利厚生がやたら豪華

意外と知られていませんが、コンサルファームの福利厚生はとても手厚いです。たとえば、私の勤務先では以下のようなものがあります。

  • 期末のイベントをホテルの宴会場でビュッフェ形式
  • 社員と家族向けにディズニー招待イベント(ホテル・夕食付き) ※このときは「みんな休もう」みたいな雰囲気すらある

激務な反面、リフレッシュや家族サービスの機会を会社がしっかり用意してくれているのはありがたいポイントです。よくある家賃補助のようなものはないのですが、そういった家族受けの良いものを用意してくれたりすると仕事頑張ろうという気持ちになります。

【文化】「アベイラブル期間」という謎の休暇

プロジェクトが終わってから次の案件に入るまでの期間を、コンサル業界では「アベイラブル期間」と呼びます。この期間は、休暇期間のような扱いなのにも関わらず、100%の給料が出ます。

転職前からアベイラブル期間というものがあることは知っていたのですが、都市伝説なのではないかと思っていました。もちろん毎回あるわけではなく、プロジェクト状況との兼ね合いによりますが、プロジェクトとプロジェクトの間に1か月リフレッシュ休暇を挟めるような感覚は、SE時代には考えられませんでした。

詳しくは以下に記載していますので、もし興味があれば覗いてみてください。

【人】シニアマネージャー以上は“怪物クラス”

シニアマネージャー(いわゆる部長クラス相当)以上の方々は、とにかく頭の回転が速くてスキルも桁違いです。

  • 上の人なのに現場レベルの人より一番解像度が高い
  • そのうえ、全体を一瞬で俯瞰できる視点の広さ
  • 資料作成も圧倒的に早い

正直、SE時代には出会ったことがないレベルの優秀な人たちだと転職してすぐに感じました。実力主義の環境だからこそ、30代半ばでシニアマネージャーになっている人も珍しくありません。こんな世界があるのだと、コンサルに転職してきて世界が広がりました。

【人】新卒から残っている人がほぼいない

SE時代は、新卒からずっとこの会社で働いているという人が大半でした。ところがコンサルでは真逆な状況です。職位が上がるほど新卒入社で残っている人が激減します。新卒から働いている人がこんなにも少ないのだと驚いたことが印象に残っています。

それは、中途入社が当たり前である会社に新卒から入ることで、転職が当たり前の感覚が醸成されること、そもそもコンサルに新卒で入る人は起業等の独立も視野に入れられるほどスキルが高い人が多いことが理由として挙げられます。キャリアは“自分で切り開くもの”という考えが当たり前になっています。

コンサルあるあるといえばおすすめの1冊

今回は、私が感じたある意味で独断と偏見のあるあるをお伝えしましたが、以下の本は私も”確かに”と思うようなことばかりでしたのでおすすめです。非常に面白くわかりやすいので、盛っているんじゃないかと思う部分もあるかと思いますが、コンサルの実態を把握するのに一番の本だと思います。

まとめ

今回は、SE出身の私がコンサルに転職して驚いた業務外のことを5つご紹介しました。これらは、業務内容だけでは見えてこないリアルな空気感かと思います。もちろん、感じ方は人それぞれですが、「業務以外の空気感が合うかどうか」も、転職を検討するうえで大切なポイントだと思います。この記事が、コンサルへの転職を考えているSEの方の参考になればうれしいです!

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